【原神】ヌヴィレット性能と強い点/弱い点の解説、及びチームローテとチャージについて
(※本記事は2023年11月31日時点の文章になる)
本記事はwikiのような網羅的な細かい解説ではなく、ダメージのおおざっぱな感覚や、ゲームプレイ中の体験を重視した文章としている。
例えば「ヌヴィレットのビームは夜蘭ファンネルの約7秒くらい」「戦闘中に万葉でバフデバフかけやすい」とか「中断耐性無いとツラい」といった話を盛り込んだ。
記事の流れは次の4項目で構成されている。
- 概要と天賦
- 長所と短所
- チームローテーションとチャージ
- 賛否が分かれる点
※アルファベットを用いた略記について
- N、CA、E、Q = 通常攻撃、重撃、スキル、爆発
- C0 = 無凸, C1 = 1凸
- A1 = レベル突破1段階で得られる固有天賦, A4 = レベル突破4段階で得られる固有天賦
概要:自身へのバフが優秀な、HP参照の重撃アタッカー
- 最大HPを参照するCA DPS(CA:Charged Attack)
- CAのダメージを乗算で跳ね上げられる(固有天賦A1)
- E,Qは強化CAを得る手段
- 残HPを利用してダメバフ(固有天賦A4)
- 突破が会心ダメ
- 中断耐性が脆いが、C1で完全中断耐性
自己強化状態のCAで強力なビームを連撃する。CAの名でラッパーしたダメージソースという感じ。
固有天賦A1で最大1.6倍に火力が上がるビームが撃てるという破格のバフがあり、いかに利用するかにかかっている。
CAが主でE, Qがおまけ。
欲しい自己バフが自前でかなり揃っている。
天賦
強化CA,E,QはすべてHPを参照し中範囲の水AoE。天賦倍率は
- 強化CAの倍率・・・1ビームでイェランのファンネルの6.9秒分(乗算バフ×1.6込み)
- Eの倍率・・・イェランEの0.57倍、水粒子は4個
- Qの倍率・・・3連撃でイェランEの計1.8倍
であり標準ICDかつすべて水1U*2。
強化CAのビームを撃つ時間は約4.0秒で8回ヒット。ワンローテで2~4回ビームを撃てる。
重撃ビームを撃つ仕組み
EおよびQでスタック(ゲーム画面上では青丸の雫💧3個)を得ることで即座に重撃ビームを撃てるようになる。
想定する動きはE CAやQ CA CAなど。CAが主でE, Qがおまけ。
E1回でCA1回、Q1回でCA2回撃てる。
固有天賦によるバフ
固有天賦の詳細は次で説明する。
ヌヴィレットの長所
- 自分自身をバフする手段が豊富
- ヌヴィレットの攻撃中に万葉によるバフ・デバフを差し込みやすい
- Qを毎ローテ撃たなくてもよい
自分自身をバフする手段が豊富
冒頭でも触れたが、ヌヴィレットは自己バフの手段が多い。突破も会心。
強調したいのは、そのバフ(ここではA1, A4)の発動条件が簡単なこと。
固有天賦A1(CA重撃バフ)
チームメンバそれぞれが水関連の元素反応 をするだけで乗算バフを得る。継続時間30秒と実に長く優秀。
注意点はバフの段階を進めるのにカウントされるのは「水関連の元素反応の種類」である。
水2編成とかすると乗算バフがマックスまで行かない。
固有天賦A4(水ダメバフ)
自分のHPが多いほど水ダメバフを得られる。
HPの減少が懸念だが、強化CAを撃とうとするときHPは約半分も自分で回復できる。結局そこそこのダメバフを平均して継続できる(敵からのダメージ無しでダメバフ平均25%程度)。
HPがジリ貧に減るのを懸念するなら、シールダーやヒーラーを1枠入れる。
このようにヌヴィレットは
- 突破が会心
- 固有天賦でダメバフ
- 固有天賦で乗算式バフ
と自前で強力なバフが揃っている。
CAを連続させる途中に万葉Eでバフ・デバフを差し込みやすい
これは評価点が高い。例えばローテの途中で
と組もうとすると、ヌヴィレットの2回目のCAは翠緑デバフが切れる。ビームは微妙に時間が長く、上記のQ CA CAだと10sはかかって翠緑デバフは切れる。
そこで
万葉 Q (水拡散) > ヌヴィレット Q CA > 万葉E > ヌヴィレット CA
とCA連続の途中にバフデバフを差し込める。
Qを毎ローテ撃たなくてもよい
Qをしっかり撃つことが従来のキャラのセオリーだったが、ヌヴィレットはCAがダメージソースである。
毎ローテQを撃つムーブをすると、チャージを盛ったりローテが伸びてサポーターのバフが切れたり、サブアタッカーの攻撃時間が枯れる。
だからQを撃つ/撃たないローテ2つに分けることもできる。
盛らなくてよいチャージの分をHP%,会心に振ることも可能。
ヌヴィレットの短所
- 中断耐性の面が不安定
- 行秋、イェランのファンネルをトリガーしにくい
- 現状、ベストフィットするサブアタッカーが埋まらない
- EのCD(Cool Down)が絶妙に長い
- (爆発がやや重い)
- (ヌヴィレット側で蒸発を起こし続けるのは困難)
短所も上げてみたが、いかに乗り越えるか工夫するのも醍醐味。
例えばチャージ面を短所に挙げたが、Qを毎ローテ撃たないように立ち回るなら気にならないし、水側蒸発が安定するキャラはそもそもレア。
中断耐性の面が不安定
ヌヴィレットは強化CAを撃つとき中断耐性があるといったが、ほぼ無いに等しい。
中断耐性は0.5であると解析されている*3が、法器キャラは中断耐性がもともと半分しかない(表1)。
したがって中断耐性0.5を得てやっと近接攻撃キャラが突っ立っている状態と同じになる。
ヌヴィレットと鍾離と組むことは容易に想像できる。
なおC1で完全中断耐性となるのでC1を狙う人が多い。
行秋、イェランのファンネルをトリガーしにくい
粒子補助&水共鳴をできるイェランを入れたい気になるが、ヌヴィレットはNを振らない。
となると水共鳴枠の候補にモナが上がってくる。
チーム内に水キャラが2体いると水共鳴でHP+25%をもらえるが、A1の重撃バフが×1.6から×1.25に落ちるので落としどころを探すしかない。
現状、ベストフィットするサブアタッカーが埋まらない
先ほど挙げたように、ヌヴィレットはCA DPSなので行秋/イェランが合わない。
フィッシュルが採用に上がるレベルで、海外だと彼女とヌヴィレットの組み合わせがベンチマークに使われている。
あとは重撃に追撃する北斗か蒸発ができるシャンリン。
シャンリンにベネットまで加えると、ベネットの攻撃バフはヌヴィレットに無意味というジレンマ。
フォンテーヌは始まったばかりなので、今後の編成開拓や新キャラクターに期待。
EのCD(Cool Down)が絶妙に長い
地味に痛い。ヌヴィレットのEのCDは12sで絶妙に長く、ワンローテで2回撃とうとするとCDに引っかかりやすい。
一般的なローテーションの長さは21sくらいで、意図的に25sほどの長いローテーションを組む必要がある。
もしくはワンローテ1回にE1回の短いローテを組む。
(爆発がやや重い)
ヌヴィレットのチャージは140%前後は必要。
例えばフィッシュル入りチームのチャージ計算結果では、チャージ要求は146%と高い。
原因
- もともとQが70属で重い
- Eの生成粒子が4.0個/CD12sと少ない
- チームの1枠を埋める水キャラが少なく、かつ入れにくい(重撃バフが×1.6から×1.25に落ちる)
対策
- おとなしくヌヴィレットのチャージを伸ばす
- チームに西風武器持ちを入れる
- 餅武器か金箔・試作型のパッシブ効果でエネルギー回復をする
- そもそもQを毎ローテ撃たない(2ローテ毎に分散させる)
チャージに難ありと想定されているのか、ヌヴィレットの餅武器はチャージ補助まで付いている。
爆発70属のキャラはチャージを140%程度まで上げがち。
(ヌヴィレット側で蒸発を起こし続けるのは困難)
乗算でダメージが跳ね上がるAmplifying Reactionの蒸発でダメージを出すには、シャンリンや胡桃のように高倍率の攻撃を低頻度でガツンガツンとバズーカのように当てるのがセオリー。
ところがヌヴィレットの攻撃は多段攻撃で、いわばマシンガン。
言い換えれば水下地を作れる長所でもある。
そもそも水側蒸発をダメージソースにできたらぶっ壊れキャラなので想定内の性能。致命的な弱点ではない。
ここまでのまとめ
- ヌヴィレット自身のスペックは優秀
- いい感じにタッグになるサブアタッカーの決定打に欠ける
- チャージ問題は爆発を重視するかどうかで変わる
チームローテとチャージ
一緒に組むサポーターの優先順位は万葉 > シールダー = ヒーラー。
あとは適当にサブアタッカーを入れる。
テーザー
扱いやすいフィッシュルを差し込んだ編成。フィッシュルの粒子補助もある。
水元素&雷元素を同時に拡散しやすいのも良い。
鍾離フィッシュル
盤石なシールドを備え、マメに万葉Eを差し込んでバフデバフを途切れさせないスタンダードなヌヴィレット編成。
海外のヌヴィレット比較は鍾離フィッシュルがそこそこの基準になっている(表2)。
2CA/3CAローテーション例(25s/28s)
1ローテにヌヴィレットのCAを2回に抑えるもしくは3回ガッツリ撃ち、元素スキルEの長いクールダウンとオズの出場時間12s*2を長いローテにはめ込んだスタンダードな編成。
フィッシュルEの長いCD25sに合うのも良い。
ER Requirement(元素チャージ要求)
記事途中で出てきたチャージ計算と一部同じもの。
チームネーム | ヌヴィレット | 万葉 | 鍾離 | フィッシュル |
---|---|---|---|---|
2CA |
146%(西風0) 136%(西風1) 127%(西風2) |
138% | (122%) | 127% |
3CA |
137%(西風0) 128%(西風1) 120%(西風2) |
113% | (111%) | 122% |
北斗フィッシュル
鍾離を北斗に変え、攻撃面に寄せた編成。
フィッシュルの粒子補助で北斗のチャージをサポートし、ヌヴィレットのCAにも北斗の攻撃が追撃するのが利点。
ただし水関連の元素反応の種類が2種類になるので、ヌヴィレット固有天賦A1によるのCA重撃バフが×1.6倍から×1.25倍に落ちるのに注意。
国際ヌヴィレット
ヌヴィレットで水下地を作りながらシャンリンで裏から逆蒸発を狙う編成。
ヌヴィレット自身もイェランEほどの天賦倍率をもつQで蒸発も狙う。
中断耐性がほぼ無い。C1で完全中断耐性を得たら遊びやすい。
ローテ例(26.5s)
ER Requirement
ヌヴィレットのチャージ169%が要求されるので流石にチャージ面を考える必要がある。
西風武器の数0/1/2それぞれでチャージ計算結果は次の通り。
西風武器の数 | ヌヴィレット | シャンリン | 万葉 | ベネット |
---|---|---|---|---|
0個 | 169% | 218% | 159% | 144% |
1個 | 156% | 199% | 137% | 133% |
2個 | 144% | 182% | 127% | 117% |
もしくはヌヴィレットは毎ローテQを撃つのをやめる。上記ローテはCAを2回しか撃ってないのでQを撃たなくても可能。
超開花
ヌヴィレット側で元素反応をさせにくいなら、いっそダメージソースを超開花にする編成。
ローテ例(24.5s)
ER Requirement
ヌヴィレットのER Reqは143%と高い。西風持ちがチームにいると133%程度に落ちる。
ヌヴィレット | ナヒーダ | 雷電 | 綺良々 |
---|---|---|---|
143%(西風0) 133%(西風1) |
116% | - | 118% |
ニィロウ開花
賛否が分かれる点
人によって評価が割れそうな点を最後に記す。
- C1を取る価値はあるのか
- 1ローテにCAは2~4回のうち何回撃つのか
- 爆発は毎ローテ撃つのか
C1を取る価値はあるのか
C1は次の2種類の効果を得る
- CAの乗算式バフが常に1スタック(×1.1/1.25/1.6が1.25スタートになる)
- 強化CAを撃つときは完全中断耐性
特に完全中断耐性は目をひく。鍾離を抜くことができるから。
しかしながら、完全中断耐性は雷電の爆発と同じでひるまないだけで、結局ダメージは受ける。
HPが削れることは彼の固有天賦A4によるダメバフを減少させる。だから鍾離を抜いてもヒーラー1枠を結局入れるのではないかという声。
あとは乗算式のスタック数+1の効果がどう使えるか。
いい感じの水キャラによる水共鳴+CAフルバフとヌヴィレットが化ける。
「C1を取るべきvs餅武器を引くべき」の話は人によって意見が割れる。
1ローテにCAを何回撃つのか
ビーム1回の時間がまあまあ長く、2回ビームだけでも1ローテ24sに迫る長さで、3回も撃ってるとローテが26s程度まで伸びる。
爆発は毎ローテ撃つのか
先ほどのビーム数の話につながるが、E2回Q1回だと4ビームも撃てることになるが、普通スタックが余る。
だったらE,Qの回数を減らしてチームローテを短くできる。小回りも効しうえに、チャージも少なくて済むし良いのではないかという意見。
その場合ヌヴィレットの個人ダメージのうちE,Qが占める割合は少なく、CAに注力することが大事になる。
ただQの倍率もイェランEの1.8回分くらいはあるので撃った方が良いという意見もある。